三方岩岳、野谷荘司山、妙法山:紅葉盛りの秋

日時:2016年10月19日 天候:晴れ

メンバー:やまもりさん、みやけさん、たかはし

コースタイム:トヨタ自然学校7:17-馬狩料金所7:31-展望台8:31/41-三方岩岳10:20/50-野谷荘司山11:53/12:03-もうせん平12:24-妙法山13:03/26ー野谷荘司山14:26/36-トヨタ自然学校16:26

 紅葉を求めて以前からその評判を聞いていた白山の北縦走路上にある、三方岩岳、野谷荘司山、ついでに妙法山まで足を延ばしました。

 トヨタ自然学校に声をかけて駐車させて頂き、馬狩料金所から登山道に入る。山スキーで何遍も入っているエリアですが、冬以外の季節の登山は新鮮です。山道は次第にブナ林となり葉は色つきはじめている。白川郷の展望台からは猿が馬場山、籾糠山が霧に包まれた白川郷の向こうに見える。町の人がテレビ局スタッフを連れて秋の山の撮影に来ていて、ちょっとだけ後姿を撮ってもらいました。

 ここから上は紅葉も色濃くなって素晴らしい光景です。△1,471m手前からは三方岩岳のシンボル的な飛騨岩も見えてきます。このピークを越えると飛騨岩、加賀岩がドンと紅葉の中に浮かび上がり、青空の下、いい絵になります。

 三方岩のピークからは、赤や黄色など色づいた山の奥に笈ヶ岳、大笠山など加賀、越中の県境の山々が続きます。白山白川郷ホワイトロードの駐車場から大勢の人たちが登ってくるのが見え、混雑を避けて山頂から飛騨岩に移動しここで一服。

 三方岩岳から稜線を進み、野谷荘司を目指します。振り返ると飛騨岩から落ちる斜面の紅葉が何とも言えず素晴らしい。来てよかったです。天気といい、紅葉といいジャストタイミング。緩やかなアップダウンを経て野谷荘司へ。12時だったので小休止のあと、ここから3.2km先の妙法山を目指します。20分でもうせん平、稜線上に突然現れる湿原、針葉樹の林や気持ちいい紅葉した低灌木の中を気持ちよく、でも100mを優に越えるアップダウンに疲れながらも、ちょっと頑張って歩き1時間で妙法山に到着。

 妙法山では僕らだけで景色を満喫、独り占め。来た道を振り返るとタケカンバの白い幹が紅葉の中、印象的です。ノンアルを開けてゆっくりし、再度野谷荘司山へ引き返します。途中2か所ほどで熊のでっかい糞もあり一人だけなら心細い感じです。往路と同じく1時間で野谷荘司に戻り、ここから鶴平新道の下りです。

 最初は痩せた尾根道の下山。注意すれば特に危険ではなく、周囲の紅葉を楽しみます。本当に見事としか言いようのない景色の中、高度を下げ、次第に黄色く色づきはじめたブナ林帯に。厳しい自然の中で生きるブナは色々な表情を見せてくれます。秋の山、堪能して下山しました。

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