日時:2017年8月6~7日 天候:6日:曇り一時雨、7日:快晴のち曇り
メンバー:みやけさん、たかはし
コースタイム:8月6日 立山駅5:24ー(富山地方鉄道)ー有峰口駅ー(バス)ー折立7:02-太郎小屋10:14/26-薬師岳13:03/15-北薬師岳13:56/14:02-スゴ乗越小屋16:13(テント泊)
8月7日 スゴ乗越小屋5:20-スゴ乗越5:50-越中沢岳7:37/44-鳶山9:13/25-五色ケ原小屋9:54/10:01-獅子岳11:53/12:11-浄土山南峰13:44-室堂14:49
初めてのこのコース、薬師岳から先は夏のトップシーズンとは思えない静けさの中、高山植物も花盛りで素晴らしいコースでした。台風接近もあって1泊2日でせわしない日程でしたが、五色ヶ原などゆっくりしたいエリアでした。
8月6日 前夜発で立山駅駐車場で車中泊して、朝一の電車で有峰口駅へ。駅近くのバス停で予約したバスに乗り込み、折立に向かいます。折立は多くの登山者でにぎわってます。ぼちぼちスタートして、荷物も重いので花の写真を撮りながらゆっくりと登ります。
上部はガスがかかって、高度を上げても薬師山頂は見えません。10時過ぎに太郎小屋に到着。あたりはガスで真っ白。いったん下った薬師峠から樹林帯の急坂。雨も降ってきましたがすぐにましになり、花の種類も豊かに。薬師平からはお花畑も広がり、特にシナノキンバイ、チングルマ、ハクサンイチゲなどが群生している。
薬師山荘を過ぎると再度雨に打たれ、13時過ぎに山頂着。薬師岳を特徴づける東面のカールも時々顔をのぞかせてくれます。山頂部の歩きにくい稜線を進んで北薬師岳へ。ここからスゴ乗越小屋まではほとんど人に出会いません。ここからは下り一方。ここもガスの中、お花畑がきれいです。どんどん下って16時過ぎに小屋に到着。ビールを買って乾杯!テント場は7張ほど先客があり、こじんまりとしたいい雰囲気のテント場でした。
8月7日 快晴の朝、5時20分に出発。ここから五色までは意外に大きなアップダウンが続きます。スゴ乗越まで下った後、スゴの頭まで急登。ここからスゴの小屋の向こうに薬師岳が大きい。また下って登って越中沢岳に登り返し。そして着いた山頂からの360度の展望は素晴らしい。目指す方向に立山連峰、振り返ると薬師、黒部五郎、笠、東には後立山連峰、西には鍬崎山に富山平野など。
また下って登って鳶山へ。伸びやかな五色ヶ原の中にポツンと赤い屋根の小屋がかわいい。ゆっくり下って小屋へ。小屋では台風接近に備えて窓に板を打ったり準備が大変そう。午後から下り坂ということで先を急ぎます。
佐々成政伝説のザラ峠に下って獅子岳の登りにかかります。振り返ると五色ヶ原の向こうに薬師岳が遠くなりました。次第にガスも出てきて、獅子岳山頂では一帯は真っ白に。ここから鬼岳を巻いて龍王岳までが意外に遠い。雪渓を何回か横切り、雷鳥の出迎えを受けて、風が強く吹く龍王岳の先の分岐へ。最後、高度を下げるとバスターミナルが見えてきました。
高山植物は本当に多く、帰宅後整理すると写真を撮っただけでも80種を超えてました。