北アルプス 針ノ木岳〜五竜岳

針ノ木岳から五竜岳へ、2013北アの夏

-3年ぶりの夏の北ア縦走:充実の1泊2日テント泊-

山行日:2013年8月3日~4日 天候:3日(晴れのちガス)、4日(ガスと小雨のち下部は晴れ)
メンバー:みやけさん、たかはし
コースタイム:8月3日 扇沢5:13-針ノ木小屋7:51/8:05-針ノ木岳8:46/9:05-赤沢岳11:02/11:15-新越小屋12:19/32-種池小屋14:15/27-爺ケ岳中峰15:24/30-冷池小屋16:23

8月4日 冷池テント場4:39-鹿島槍南峰6:13/22-北峰6:45-キレット小屋7:41/7:55-五竜岳10:44/11:10-五竜小屋11:45/53-アルプス平14:48-(テレキャビン)-(徒歩)-神城駅15:32/56-(大糸線)-信濃大町駅16:30/17:10-(バス)-扇沢17:50

 土日を有効に利用して、ちょっと頑張って行く日程を組み、扇沢~針ノ木岳~鹿島槍ケ岳~五竜岳~神城駅。
扇沢から少し登ると針ノ木岳が姿を見せ、モチベーションも上がってくる。大沢小屋を経てやや堅い雪渓を滑らないようにストックを使ってのぼり、針ノ木小屋へ。いいペースで到着。目の前には遠く槍・穂高までが一望。北側に振り返るとこれからいく、山々が一望。爺ケ岳、鹿島槍と。

針ノ木雪渓 遠く槍・穂高
シナノキンバイ咲く針ノ木への道 これから進む稜線。鹿島槍から五竜まで

 針ノ木岳には扇沢から3時間半で着く。第1級の大展望!証拠写真撮影のあと、スバリ岳、鳴沢岳、赤沢岳を登ったり、下ったりして通過し、新越小屋には12:19。この間は長いが、足元には高山植物がいろいろ咲いて、展望も左には黒部湖を挟んで剣・立山・薬師への稜線が楽しませてくれます。
 新越小屋を越えて種池までも楽しい稜線。アップダウンもそうはなく、快適稜線漫歩。

黒部湖の向こうに剣・立山 スバリ、鳴沢、赤沢、岩小屋岳への稜線

 高山植物たち、伊吹山にある仲間やそうでないものや。ごくごくほんの一部。

 ほかには家で調べてみると、タカネヤハズハハコ、ミヤマアズマギク、イワギキョウ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマ、ミヤマクワガタ、ウルップソウ(花終わり)、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、コイワカガミ、イワオウギ、ミヤマキンバイ、ナナカマド、ミヤマダイモンジソウ、コマクサ、イワツネクサ、ウサギギク、タテヤマウツボグサ、アオノツガザクラ、チングルマ、ミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ、ムラサキタカネアオヤギソウ、マルバダケブキ、オオバミゾホオズキ、ハクサンフウロ、ミヤマカラマツ、ホソバトリカブト、シナノキンバイ、ニッコウキスゲ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、サンカヨウ、ショウジョウバカマなどなど。
 久しぶりに見た花もたくさんありました。

タカネスミレ コバノコゴメグサ?
ハクサンシャクナゲ クルマユリ
シナノキンバイ テガタチドリ?
キヌガサソウ コバイケイソウ群落 種池辺り

 種池には14時過ぎに到着。なんとか冷池までは行けそう。ここからゆっくりと爺ケ岳南峰、中峰をへて、一旦くだって鞍部からヘロヘロになって冷池小屋へ。生ビールを飲む先着の登山者の姿が横目に、水を補給し、冷えた缶ビールを買ってテン場へ。ここが遠い、階段状の道をトボトボと登ってようやくテン場に。満員状態の中、何とか空いてる場所を整地して設営。ホッ。

 ジフィーズを食べ、ビール、焼酎を飲んで、あっという間に寝てしまった。夜は風が強く翌日の天気が心配。
 翌日、目を覚ますと、高嶺はガスが覆い、風もやや強い。4時39分発。雨も降り出して布引山で雨具を着用。ガスの中、空身の登山者が降りてくる。鹿島槍南峰に着いても何にも見えない。証拠写真だけ撮って、先へ進む。北峰も一応踏んで、一気に下ってキレット小屋へ。小屋の前には、ここから見える山々を書いた板が置いてあるが、もちろん何も見えない。

キレットの通過 最後のピーク 五竜岳 ガスの中

 キレット小屋からは岩稜のアップダウンが意外に多く時間がかかる。相変わらずのガスで展望なし。
ここで出会った単独行の人はすごい!日帰りで、扇沢から、柏原新道、鹿島槍、五竜、唐松まで行って下山するという。恐れ入りました。鹿島槍で出会った人も、上高地から入り、今日は冷池から天狗までいくという、そして計画ではその先までもという。世の中、すごい人たちが多いです。

 ボクたちは予定通り、五竜小屋を経て、遠見尾根を下ります。結局、この日は高嶺の山々は姿を見せてくれませんでした。次回のお楽しみ。遠見尾根では日も差してきて、暑い!そして長い!
 アルプス平に14:48に着き、歩きの下山も考えたが、テレキャビン利用に。駅まで徒歩で行くと、予定していた列車は季節列車で本日は運行なし。もし、歩きで下っていたら信濃大町駅から最終の扇沢行きのバスに乗れず、とんでもないことになるところでした。ほっ。
 そして、17:50扇沢へ。お疲れ様。

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