高島トレイルその8 生杉~クチクボ峠~三国峠~三国岳~経ヶ岳~桑原

日 時:2015年12月12日(土) 天候:曇り時々晴れ

メンバー:たかはしとその仲間たち6人

コースタイム:生杉駐車場7:58-ナベクボ峠8:37-三国峠9:00/9:12-地蔵峠9:57/10:10-カベヨシ818 11:05/11:15-岩谷峠12:05-三国岳12:53/13:37-経ヶ岳分岐14:12-経ヶ岳14:34/45-経ヶ岳分岐15:05-桑原15:58

 いよいよ高島トレイルの最終区間を歩く日です。今回は、全区間を通じて誰にも合わない静かな山行を楽しめました。芦生杉など、変形した杉の巨木やブナの大木、由良川源流の趣のある風景など他にはない魅力がありました。そして、この季節ならではのナメコも。そして3年かけて7回に分けて歩いた約80㎞の「中央分水嶺・高島トレイル」、何とか全区間歩くことができました。ご一緒頂きました皆様に感謝です。

 今回は桑原に車を止めた後、生杉の奥の駐車場へ。まずは、若走路谷沿いにナベクボ峠を目指す。谷を右左に渡りながら登っていくこのコース、一昨日の季節外れの大雨で増水し、石を川に投げいれて足場を作りながらの登行で苦労します。でも、すっかり木の葉が落ちて一面にたくさん葉が積もった冬の山道は気持ちいいものです。約40分でナベクボ峠に着いてトレイルの県境稜線に出ます。

 ひと登りで三国峠ピークに。やや霞んでいるものの高島トレイル上の百里ケ岳や朝霧で有名な小入谷、遠くには伊吹山や霊仙まで確認できました。

 三国峠から地蔵峠までは意外にアップダウンが多く、時間がかかるコース。でも西側の由良川源流部は葉をすっかり落とした木々とぶ厚い落ち葉の赤っぽいじゅーたんの景色がとっても趣があります。足元にはイワカガミの葉が一杯で、春も楽しそうです。10時頃に地蔵峠に到着。以前は入ったことがある芦生演習林も今では入山規制をかけられて残念ですが、その雰囲気は地蔵峠までのコースで少々味わえました。

 峠から三国岳へのコースに入ります。事前に読んだ記録では杉も多く、あまり見どころもない…という記録も多かったですが、杉も単調な植林ではなく恐らく天然の芦生杉の大木のいろんな造形や、点在するブナの大きな木や枯れ木に生えたナメコなど楽しませていただきました。ただ、カベヨシ近くにあるシャクナゲ群落には蕾をほとんど見受けられませんでした。今年の春に続いて来春もシャクナゲの花は不作なのでしょうか。

 カベヨシ818、岩谷峠を通過して、ひと登りで桑原への分岐、そして経ヶ岳への分岐を経て三国岳へ。こじんまりとした頂上からは比良の武奈ヶ岳、蛇谷が峰方面の展望が開ける。この山頂の959mピークは県境から三国境でなく京都府に入ったところで、京都府に続いていくコースもあるようです。ここで、ようやくゆっくりとお昼休憩。曇りがちの天気でやや小寒いが、薄日が差し込むとホッとします。この辺りも由良川源流部のいい雰囲気です。だれも登ってきません。ドライゼロ飲んで、ラーメン食べて、コーヒーを頂いて、ゆっくりくつろげました。

 休憩の後、さらにトレイルを南下して桑原への分岐を経て、高島トレイルから少し外れて最後のピーク経ヶ岳へ足を延ばします。途中、作業道に出会ってしばらく並行して進み、まだ登るんかぁとぼやきつつ、本当に最後のひと登りで標高889mの経ヶ岳へ。6人よく歩いてきました。

 いったん、分岐まで戻ったあと、桑原への下山ルートに。最初は谷を下り次第に尾根のコースに。最後のナメコの収穫をしながら、なだらかな尾根の下山コースをゆっくりと

下っていき、16時前に桑原に戻ってきました。 

 

 

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