大君ケ畑から鈴ヶ岳、鞍掛峠、三国岳周回

日時:2015年11月28日(土) 天候:晴れのち曇り

メンバー:みやけさん、たかはし

コースタイム:大君ヶ畑7:10-茶野8:22/44-鈴ヶ岳9:18-鈴北岳9:47/10:10-鞍掛峠10:47-焼尾山11:02/11:07-三国岳(最高点)11:47/12:20ー稜線分岐13:20-鳴川林道14:21ー国道出合14:48-大君ヶ畑15:00

 明日土曜は鈴鹿方面は天気予報もいいみたい。ということで、いつものことながら急きょ計画を考え、鈴鹿方面、大君ヶ畑から鈴ヶ岳、鈴北岳そして鞍掛峠、三国岳を周回するコースとしました。

 大君ヶ畑のはずれの登山口に車を置いて、登り始める。植林帯の掘り込まれた道もあるものの、最近利用する人もほとんどいないと見えて、ルートも薄れつつあり、標高650mから稜線手前の植林帯の急登はイワヒメワラビや倒された間伐材が邪魔して一層しんどくなる。標高750mあたりで稜線に出てからは、下草も収まって冬枯れの雑木林の中、石灰岩が現れた感じのいい登りとなる。ルートは明瞭でないが、高みへ登っていけば問題はない。そして、標高930mあたりの茶野に到着。なだらかで四方に展望が広がるとってもいいところです。行く手には鈴ヶ岳と御池が二つ並んで聳え、遠く、御在所方面に重畳と続く鈴鹿の峰々、近江盆地から琵琶湖、北には霊仙など眺望がすこぶるいいし、誰もいなくて静かな別天地です。

 茶野でゆっくりした後、しばらくほぼ平坦ですっかり葉も落とした雑木林の稜線を歩き、送電線の鉄塔を2か所過ぎて登りにかかり、鈴ヶ岳へ。そこから急激に100m弱ほど滑る下り、途中標識に従い少し右に曲がって鞍部に。大分以前、おそらく30年ほど前に御池岳に連れてきてもらったのがこの鞍部に出るコースだが、今は荒れて標識もない。

 再度登り返して鈴北岳へ。ここで初めて登山者に出会った。登山口から2時間40分。鞍掛峠方面からはどんどんと登ってこられる。

 鈴北岳から標高差約400m弱をのんびり下ると、サクサクと踏んで気持ちよかった霜柱が、気温の上昇とともにドロドロに溶け出して登山靴が泥だらけになりちょっと嫌な感じ。地蔵さんのある鞍掛峠から稜線の短いけれどきつい直登となり、少しあえいで焼尾山分岐。稜線から外れシャクナゲや馬酔木の山道を登ると、標高922mの焼尾山。遠く、伊勢湾方面がかすんで見えます。途中、お孫さんを連れたおじいさん、おばあさんに出会い、「孫にはついていけません。」と言われるが楽しそう。この辺りは峠からはすぐに登れて展望もよく、ちょっとした登山にも適した山域です。

 焼尾山からは左右が削れて細くなった県境稜線を下り、また150mほど登り返すと、滋賀、岐阜、三重の境にある三国岳山頂へ。12時近くなったので、ノンアル飲んでカップラーメンすすり、他には誰もいない山頂でのんびり。このコース、人に出会ったのは鈴北岳から鞍掛峠で20名程度、焼尾山あたりで数名程度と、それだけでとっても静かな山行を楽しめました。

 三国岳の先、815mピークを右から巻いた先で、左に分岐するルート(巡視路)があって、それに沿っておおむね植林帯の中を下ると鳴川林道に出て、25分ほどで国道に、そして10分ほどで朝の駐車地点に戻りました。

 

 このコース、初冬の楽しみ、キノコも待ってくれました。これも今回の目的であったのですが、山の恵みを沢山頂いて感謝でした。

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