朝明渓谷から釈迦ケ岳~国見岳~ハライドへ周回

日 時:2015年11月3日(火)  天候:曇りのち晴れ 風やや強くのち強風

メンバー:たかはしとゆかいな仲間の4人組

コース・タイム:朝明渓谷駐車場7:24ー(中尾根経由)ー鳴滝のコバ8:14ー松尾尾根分岐9:00ー釈迦ケ岳最高点9:12ー釈迦ケ岳9:23/34-9:54猫岳-白滝分岐10:30ー羽鳥峰10:36/47-金山11:18-水晶岳11:55-根の平峠12:09/45ー青岳13:35-国見岳13:50/14:16-ハライド15:30/34-朝明渓谷駐車場16:30

 紅葉を見に鈴鹿へ。大津組と米原組が朝明駐車場で合流し、計画ではここを起点に釈迦ケ岳から県境稜線を南下して国見岳まで行った後、ハライドをひと登りして駐車場に下山する周回コース。途中で調子悪ければ県境から下山できるエスケープルートもあり安心です。

 登り始めは小雨がぱらぱらと。中尾根コースを登っていくと次第に雨も上がり、山々の紅葉も見えてきていろんな色に彩られきれいです。この辺りは常緑樹の緑も多い中の赤や黄色のカラフルな紅葉です。松尾尾根分岐の合流点から少し先で急登を頑張ると釈迦ケ岳最高点1,097mですが、ガスで何も見えません。少し先の釈迦ケ岳の山頂(1,092m)も展望効かず、ちょっと休憩して県境縦走路を南下します。

 これからは県境稜線を標高803mの根の平峠まで下り基調ながら、いくつかのピークを登下降しながら進みます。稜線上なので風はやや強いものの青空も見えてきて、気分も上々に。最初のピーク、猫岳を通過して下っていくと女性の2人組にすれ違う。今回のこのコース、長かった割には出会った登山者の人は十数人程度で至って静かな山行を楽しめました。白滝谷分岐からは少し下って進むと羽鳥峰に。この分岐表示はわかりにくい。マジックで「ハト峰」と親切にも書いてありそれに従う。このコース、標識はそこそこあるものの、案内は登山者が知りたい表示でないようなものが多い気がします。

 羽鳥峰は不思議にもその場所だけが木もなく禿げた小ピークです。この辺りの紅葉も美しい。遠くにはこれから向かう国見岳、そして最後のピークであるハライドが見えますが、まだまだ遠い。行けるでしょうか。

 羽鳥峰からしばらくで馬酔木が群生するルート。ニホンジガが忌避する植物で食害の影響でしょうか。次のピークは金山(標高906m)、稜線からすぐ西にピークがあり、北方面の釈迦ヶ岳などの展望が開けます。いったん下って中峠。再度登りにかかり、これも稜線から少し西に進むと永源寺ダムの雨量観測施設がある水晶岳(標高954m)へ。いよいよ国見岳も近く見えてきました。

 ここからぐっと下って根の平峠(標高803m)に12時過ぎに到着。予定よりやや早い時間なので、4人がカップラーメンをすすり、ノンアルを飲んで鋭気を養う。

 さあ、根の平峠から標高差約370mの国見岳への登りです。急な登りの後はこの山特有の変わった巨岩もあり楽しませてくれます。国見岳手前の青岳からは伊勢湾と鮮やか青空が美しく、国見尾根の岩々が目を引きます。そして今回の最高点国見岳(標高1,175m)へ。平たい山頂には巨岩が重なり合い、その上からは南に御在所岳や各種施設、西に伊勢湾、北に登ってきた釈迦が岳など大展望です。ただ、強風に注意!彼が被っていたあのモンベルの帽子はどこまで飛んでいったのでしょうか。

 南に少し下ると石門が。これは立派です。石舞台古墳を彷彿させるような大きさ。誰が、一体と思えてきます。上では十分に寝っころべます。

 さて、時間も来たので帰ります。もとの縦走をハライド分岐まで戻ります。そこからすぐにこれも奇怪なキノコ岩。腰越峠までは急な下り。木につかまりながら慎重に下り、意外に時間がかかる。そして峠からほんとに最後のハライドへの登り。疲れの溜まった体にはこたえます。それに追い打ちをかける飛ばされそうな吹き荒れる強風。やっとの思いで誰もいない山頂に。証拠写真もそこそこに朝明渓谷に下山しました。

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