8月16日 伊吹山頂の風景 花が…

日時:2015年8月16日(日)

登山口6:07-山頂8:00-(東遊歩道、中央遊歩道、そして西遊歩道の上部散策)山頂発10:00-登山口11:45

 最近、特に山頂のお花畑が獣害などの影響で依然と比べようがない位に、花が咲いていない。昨年は、シモツケソウのピンク色に変わりメタカラコウなどの黄色い花が目立ち、花畑の様相が変わってきた。

 今年は、事態はいっそう深刻に。そのメタカラコウも少ない。あたり一面が緑、緑している。色彩がない。東遊歩道あたりではきれいに刈り揃えたと思わせるようなニホンジカによるによる食害地帯が広がり、西遊歩道では獣による土の掘り返しがあちこちに目立つ。

 獣害対策でごく一部にネットで覆われて、その中では花が咲きまだまだ再生の可能性は十分。でも、資金源の協力金について山頂は徴収員がいなくなり、協力を呼び掛ける看板の下にぽつんと協力金箱があるだけでそもそもその存在に気付く人は少ない。昨年は協力を呼び掛けたところ、多くの方がその趣旨に賛同され協力いただいたのに。

 一刻も早く山頂全体をネットで囲わないと取り返しのつかないことに。南アルプスの3,000m級の荒川三山でも高山植物を守るため、広くネットで囲う取り組みが行われ、その中だけはこれまでどおりの花々が楽しめるという。伊吹山も本格対策が必要です。

 一方で、フジテンニンソウやアカソなどの異常に繁殖し他の高山植物を駆逐している状況もある。温暖化の影響かよくわからないが、植生の変化にどう効果的に対応したらいいのか?難しい課題です。

 再生の可能性の十分にあることは、次の通り多くの花々が個体数が少ないながらも観察できたことからわかります。山頂~三合目の花々その1その2 をご覧ください。

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