４月４日姉川上流の山麓で - いぶき発　その２

いぶき発　その２

４月４日　姉川上流の山麓で

　セツブンソウの季節も終わりました。でも、春の花はこれからが本番です。姉川上流の山里に春の花たちを訪ねました。トウゴクサバノオ、カタクリ、ヒトリシズカ、スミレサイシンほか。

　決して賑やかに群生しているわけではないけれど、多くの種類の花が山麓を彩ってました。

ヤマエンゴサク（山延胡索）

白花のヤマエンゴサク

ニリンソウ（二輪草）　一輪咲いて、次咲くつぼみ（２つ？）が準備中です。

ミヤマカタバミ（深山傍食）　雨上がりの林の中にたくさん咲いてました。

トウゴクサバノオ（東国鯖の尾）　果実の形が鯖の尾に似ている。花は８㎜程度と小さい。

トウゴクサバノオ　花弁状のものは萼片。サイコクサバノオも温帯林中にあるようです。

カタクリ（片栗）　ご承知のとおり、ほんとの片栗粉はこの鱗茎を材料に。

カタクリ　大事に保護されてます。

ヒトリシズカ（一人静）　この名は静御前のきれいな舞姿になぞらえたもの。

スゲの仲間。カンスゲ？ニシノホンモンジスゲ？

イカリソウ（碇草）　４枚の花弁が距を突きだし、錨のような姿をしていることから。

ミヤマキケマン（深山黄華鬘）　深山でなく山里に普通にある。全草に有毒成分あり。

スミレサイシン（菫細辛）　トロロサイシンとも。葉は心形で先はとがり、花後に展開。

タチツボスミレ（立壷菫）　最も普通の菫。葉は心形できれいなハート状。距は短い。

コスミレ（小菫）　路傍によく見られる。葉は卵～長卵形で基部はハート形。これは短毛ありヒゲコスミレ？

セツブンソウ（節分草）の花期は終わって、実がついてきた。

ワサビ（山葵）　渓流にはワサビの花が。

ホトケノザ（仏の座）　よく見ると美しい。春の七草のホトケノザはキク科のオコニタビラコ。

ヒメオドリコソウ（姫踊子草）　近年、特にその勢力を増してきた。そこらじゅうにある。